はじめに
フリーランスになると、自分で営業し、企業と面談し、お仕事を獲得していくことになります。
面談って何を話すのか、どうしたら採用されるのか、悩む方も多いのではないでしょうか?
ここでは、フリーランスで業務委託として案件獲得していくまでの流れを、一例として紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
案件に応募
まずは案件獲得のためにお仕事に応募しましょう。
案件獲得方法はいろいろな方法がありますが、おすすめなのはクラウドソーシングサイトの案件に応募することです。
直接企業に電話営業や飛び込み営業をするより、すでにお仕事を抱えていて悩みが明確なところにアプローチする方がハードルが低くなりますので最初はおすすめです。
お仕事を抱えている企業さんが案件を掲載しているので、そこから自分のできそうな案件に積極的に応募していきましょう。
おすすめの案件サイトについては別の記事で紹介しますのでそちら参考にしてみてください
面談前に準備すること
面談で採用の合否を分ける要因は、事前準備が9割だと思っています。
ここでは準備しておくべきことをご紹介します。
経歴、実績をまとめる
はじめに、これまでの社会経験でやってきたことをまとめましょう。
フリーランスや複業ですでに活動し始めている方は、そこでの実績を一覧にまとめましょう。
ここでは、強みややりたいことなどを明確にすることが大切になります。
自己紹介で話すことが決まっていない方は、こちらの項目を話して見てください。
案件、応募先について調べる
案件内容、募集背景、会社ホームページを一読します。
その中で興味を持ったところ、自分が貢献できそうな部分を書き出します。
想定される質問をリストアップする
面談では多くの質問を聞かれます。スムーズな回答ができるだけでスムーズなコミュニケーション、進行ができる印象を与えることができ、採用率がぐんと上がります。
想定される質問例
- これからどうなっていきたいか、やっていきたいこととかビジョンはありますか?
- 編集だけでなく撮影もできますか?
- 実際に公開できるSNSリンクもらえますか?
- ディレクターとして気をつけていることはありますか?
- どのぐらいの予算で何ができますか?
質問内容を考えておく
面談をしていると、「ここまでで何か質問ありますか?」と先方から質問していただく瞬間がきます。
その際に、1度は必ず質問するようにしましょう。
質問することで、案件に対して意欲的な姿勢が伝わり、自分自身のアピールの場になります。
質問例
- 実際にイメージしている参考動画はありますか?
- 動画の目的はなんですか?
- もし採用していただいた場合、この後のやり取りはどのような流れになるのか?
- 稼働時間
スムーズに話せるように、話す練習もしよう〜
いざ、面談へ!
こちらは私が経験した面談の一例です。フリーランスになってこれまで何十社と面談を受けてきましたが、8割ぐらいはこの型だったかと思います。
ステップ① 自己紹介
- 本日はお時間いただきありがとうございます。
株式会社〇〇の佐藤と申します。
本日は弊社の紹介をした後に、ちぃさんに簡単に自己紹介していただき、その後に今回の案件でマッチしそうな部分があるかお話しできればと思います。
よろしくお願いいたします。 -
よろしくお願いいたします。
- 弊社は〜というミッションをもとに広告の事業をしております。
今回はSNS動画の制作に詳しい外部のクリエイターさんを探しており、今回求人サイトで募集をかけさせていただきました。
今すぐに具体的にお願いしたい案件が決まっているわけではないのですが、今後SNSに力を入れていきたいと思っており、クリエイターさんの強化をしていっている最中でございます。
事前に送っていただいたポートフォリオや経歴書は拝見したのですが、
改めて、ちぃさんの簡単な自己紹介をお願いできますでしょうか? -
はい。
私、映像クリエイター兼ディレクターをしております、ちぃと申します。動画を使って、企業様の商品プロモーションや、業務効率化のお手伝いをしております。
現在は5人のチームで活動しておりまして、企画〜編集まで一貫してお引き受けしております。
今回募集を拝見して、SNS動画制作とのことで、これまで多くのSNS動画の編集に携わってきたので、その経験が活かせると思い、応募させていただきました。
また、ホームページを拝見し、〜というミッションに共感し、ぜひお話し詳細お伺いしたいと思いました。
本日はよろしくお願いいたします。
このようにお互いの自己紹介から入りました。
ポイントは簡潔に、何者であるかと、なぜ応募したのか話すことです。
ここでホームページに書いてあることや案件内容など具体的な点に少し触れることで、この後の会話がテンポよく進むことがあるので事前リサーチした内容も盛り込むといいでしょう。
自己紹介は口頭でも問題ありませんが、更に余裕のある方は、自己紹介スライドを合わせて用意しておくのがおすすめです
詳しい書き方は別の記事で紹介しますね!
ステップ② 案件にマッチするかすり合わせ
次は具体的に案件詳細を詰めていきます。
主に見積もりを確認されます。
- このぐらいの動画だと、大体いくらぐらいでできますか?
-
10分ぐらいの動画でしたら〜円です。
企業によって、短尺動画の時もあれば、3時間の長尺動画を短くまとめたい、というところがあったり様々です。
どんな条件の動画でも、見積もり目安をすぐに伝えられるよう、事前に決めておきましょう。
募集は編集だけだったけど、話を聞いたらサムネイル作成や企画構成もお願いできそう!と思ってもらえると、それを含んだ場合の見積もりを求められることもあります。
それぞれのプラン毎に価格を明確にしましょう。
見積もりの立て方についてはまた別の記事で紹介しますので、そちら参考にしてください。
他にもここでは、稼働時間や実績などいろいろな質問をされますので、事前に想定される質問をまとめておくとスムーズです。
ステップ③ クロージング
お互いの予算感やできること、求めている人について話終わったら、最後に先方が質問事項がないか確認してくれます。
- ここまでで分からないことや、何か聞きたいことありますか?
-
〜
その際にこちらから何か面談時に出てきた疑問や、今後の進め方について聞いてみましょう。
質問事項がなければ、実際にお話を聞いてどのように感じたか(ポジティブに思ったのかなど)をお伝えすると良いです。
ここまでで、先方に好印象を与えられているときはそのまま契約の流れになったり、かなり前向きなお返事をいただけたりします。
ステップ④ アフターフォロー
面談が終了したら、チャットでお礼を伝えましょう。
ここはできている方は少ないのではないでしょうか?
先方も貴重な時間を割いて私たちの面談をしてくれています。
時間を使ってくれたお礼と、お話を聞いた感想や意気込みなどを簡単に伝えましょう。
一言メッセージを送ることで、誠実で丁寧な印象を与えることができます。
仕事を丁寧にしてくれる人、コミュニケーションが気持ちのいい人、と思ってもらえるのでおすすめです。
アピールの場は、面談で終わりじゃないよ!
いかがでしたか?
面談が苦手、なかなか採用をもらえない、と悩んでいる方も、事前準備をするだけでぐんと結果が変わってくると思宇ので、ぜひ試してみてください。
何より、準備することで、自信を持って話すことができます。
堂々と回答できるだけで、
「この人に任せたらなんとかしてくれそう!」 「安心してお願いできそう!」
と、先方の「選ばない」、という選択肢をなくすことができます。
こうすることで、今ある案件、ない場合は将来こういう案件だったらお願いできるかも?と、お願いすることを前提に自然と考えてくれるようになります。
面談は相手にものを売るのではなく、お客さんの悩みを解決する、というお互いにとって嬉しいことです。
ぜひ自信を持って、あなたの商品の魅力を伝えてみてくださいね
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